海の下をくぐる、海底トンネル。
世界で一番長い海底トンネルは、実は日本の「青函トンネル」なんだ。構想から40年もの長い年月を掛けて、1963年3月13日に誕生した「青函トンネル」は今も本州と北海道を結ぶ非常に重要なパイプラインだよ。
トンネルの中では、まるで森の中で聴くような水音が流れているよ。これは、トンネル内の岩に染みこんだ海水を排出する音なんだとか。海底トンネルならではの現象だね。
トンネルの最深部では、頭上に約100mの厚さの地面があってさらにその上に約140cmの厚さの海水を乗せているイメージだ。そう考えると「青函トンネル」がいかに偉大なものか、少し実感できるんじゃないかな。まさに日本の技術が生み出した、世紀の大事業だよ。
ちなみに2番目に長い海底トンネルは「英仏海峡トンネル」。別名「ドーバー海峡トンネル」とも呼ばれているね。海に浸かっている部分の長さだけで言えば、「英仏海峡トンネル」の方が長いんだ。