一般的に寿命が短いとされる昆虫でも、中にはとっても長生きなものがいるよ。
今まで一番長生きした昆虫は「ブプレスティス・スプレンデンス」。タマムシの仲間で、少なくとも51年生きたという記録が残っているよ。世界一長寿の昆虫としてギネスブックにも登録されているんだ。
なんでも材木の隙間に幼虫の状態で50年間ずっと潜んでいたらしく、栄養不足の環境だったせいでサナギになれないままじっとしていることしかできなかったみたいだね。通常のクマムシは、だいたい寿命が2ヶ月程度といわれているから、この個体が非常に稀なケースだとされているんだ。
またアフリカに生息するナタールオオキノコシロアリの女王も40年生きた記録があるよ。あとは、ジュウシチネンゼミも長寿だね。名前の通り17年ほど生きるんだけれど、そのうちの16年は土の中で幼虫として過ごすんだ。