世界一長いトンネルはアメリカにある「キャッツキルアケダクト」。アッショーカーンという場所にある貯水池からニューヨークまで、大量の水道水を運ぶ上下水道だ。
その長さ、147.2km。
直線距離でいうと、ちょうど東京から静岡までの区間だね。「キャッツキルアケダクト」の歴史は古く、建設がはじまったのは1907年。以降、様々な箇所から水路を引き込み1924年に完成したこの上下水道トンネルは、ニューヨーク市全体の約40%の水道水を供給しているんだよ。市民にとって、正になくてはならない存在だね。
ちなみに人が歩けるトンネルとして一番長いものは、日本の青森と北海道をつなぐ「青函トンネル」で全長53.85km。ただし、現在建設中のスイスの「ゴッタルベーストンネル」が完成すれば、1988年以降守り続けてきた首位の座は取られちゃうことになるんだ。