今現在、世界最速のエレベーターを有しているのは中国にある「上海タワー」。2014年に完成した119階建ての超高層ビルで、エレベーターを手掛けたのは日本の三菱電機だ。地下2階から119階まで、約55秒で上昇するよ。速度は毎分1080mだから、時速に換算すると自動車と同じくらいのスピードだね。
実はエレベーターの世界最速の座をかけて、近年日本の三菱電機と東芝が白熱のバトルを繰り広げているんだ。この「上海タワー」ができるまで、世界最速だったのは台湾の「台北101」にあるエレベーター。
こちらは東芝製で、毎分1010mのスピードだ。
2004年から長らく王者の地位に就いていた「台北101」の東芝製のエレベーターが、2014年にその座を明け渡したんだ。
ちなみに「台北101」ができるまで世界最速だったのが「横浜ランドマークタワー」のエレベーター。こちらは三菱電機製だから、交互にどんどん記録を塗り替えていってるんだよ。