世界一短い小説

世界一短い小説

世界一短い小説

世界で一番短い小説は、ヘミングウェイが書いたものだと言われているよ。その文、たった6語。

「For sale: baby shoes, never worm(赤ちゃんの靴売ります。未使用)」。これは仲間内で“どれだけ短い単語で小説が書けるか”という掛けの場で生まれたものらしいね。でもこの小説、ただ短いだけじゃないんだ。

なぜ未使用なのに靴を売ってしまうのか?好きな色じゃなかったとか、サイズが合わないからという理由だと、それは小説とは言えないよね。これは、赤ちゃんを亡くしてしまった悲しみを表現してるんだそうだ。そう考えると、短いけれどとっても奥深い小説だよね。

グアテマラ人作家のアウグスト・モンテローソが発表した「恐竜」という作品は、7語。アメリカのSF作家フレドリック・ウィリアム・ブラウンが発表した「ノック」という作品も同じく短いことで有名だ。