アラビア半島にある「死海」という湖を知ってる?通常の海水の塩分濃度が3%程度なのに対し、「死海」の塩分濃度は30%。異常な塩分濃度の高さから、この湖に住む生物はゼロ。まさに“死の海”の名にふさわしい、孤独な場所だ。
でも、「死海」の特性はこれだけじゃないんだよ。
「死海」のもう一つの特性、それは世界で一番低い場所にあるということ。陸上に存在しているにも関わらず、海抜より400mも低いんだ。高い山は常に雪が積もっていて寒いよね?「死海」は逆にとても暑く水分が蒸発してしまうから、湖の塩分濃度も高いんだ。
2番目に低いのはイスラエルにある「ガリラヤ湖」で海抜-209m。イエス・キリストが伝道の拠点としたことでも有名な湖だね。
3番目はアフリカ・ジプチ共和国にある「アッサム湖」で海抜-174m。「アッサム湖」の塩分濃度は34.8%で、「死海」よりも濃いんだ。