中国のチベット自治区にある「タングラ駅」は世界一標高が高い場所にある駅だ。2006年7月1日に開通したこの駅の標高は5,068m。富士山の標高が3,776mだから、まさに雲の上に浮かぶような駅だ。
タングラ山脈に囲まれた平原にポツンと存在する「タングラ駅」。駅自体は割と大きく、“人”という字をモチーフにしたような駅舎が建っているよ。走る列車も高地仕様で、気圧調節ができる機能が備わっており、各座席には必要に応じて酸素を吸引できる装置まで設置されているんだよ。でも「タングラ駅」の周りに住んでいる人はいないから降りる人も乗る人もおらず、
駅員さんも存在していないんだ。
2番目に標高が高いのはアンデスやん中にある「ガレラ駅」で標高は4,718m。この駅では下車することが可能だ。残念ながら山のど真ん中に停車するだけで、とても駅らしい雰囲気でははないけれど！