富山県の立山連峰を源流とする「称名滝」は、日本で一番高い滝だ。
落差は、350m。
東京タワーが333mだから、それよりもさらに高いことになるね。4つの段差を越えて、最大で毎秒100トンの水が大量の水しぶきを上げながら流れ落ちるよ。また雪解け水が流れ込む5月頃には、「称名滝」の右側に「ハシノキ滝」が現われるんだ。
「ハシノキ滝」の落差はさらに高く500m。
一時的にしか現れない滝だから公式な記録として扱われることは少ないけれど、実際は「ハシノキ滝」の500mが日本最大落差なんだ。
さらに水量が増す時期には「称名滝」の左側に「ソーメン滝」が現われるよ。運がいいと、合計で3本の滝を一度に見ることができるんだ。
2番目に高いのは北海道の「羽衣の滝」で、落差270m。その名の通り、美しい羽衣のように岩辺に白く広がる流れの滝だ。
3番目は奈良県の「中の滝」で、落差250m。