北海道と青森をつなぐ「青函トンネル」は日本で一番長いトンネルだ。1985年に完成し、30年以上たった今でも日本一の座を守り続けているよ。
海の底深く、海底のさらに100m下に掘られた「青函トンネル」の全長は53.850m。世紀の一大事業としてはじまった開通工事は北海道側と青森側の両方から掘削を進め、つながった時の誤差がわずか2cm。
53.85kmもの長い距離をこれだけの誤差で開通させた日本の技術に当時、世界中が驚いたんだ。総工事費6,900億円、工事期間24年、作業員のべ1,400万人を投入して作られた、日本が世界に誇る“英知の結集”だ。
2番目に長いのは青森県の「八甲田トンネル」で、全長26,455m。このトンネルと比べると「青函トンネル」がいかに長いかがよくわかるね。2005年に完成した新幹線専用のトンネルだ。
3番目は岩手県の「岩手一戸トンネル」で全長25,808m。