日本で一番長い苗字ってなんだと思う?それは、「左衛門三郎(さえもんさぶろう)」と「勘解由小路(かでのこうじ)」のふたつ。
どちらもまるでフルネームのように見えるけれど、この5文字だけで苗字なんだ。「左衛門三郎」は、昔“左衛門府”という部署で功績をあげた三男坊にちなんで…という由来が有力だね。
「勘解由小路」は、藤原北家末裔の公家がそう名乗ったのがはじまりだそうだ。歴史をさかのぼるともっと長い苗字も存在していたようだけれど、今、現存が確認されているのは上の2つ。
ちなみに4文字の苗字は「勅使河原(てしがわら)」「小比券巻(こひるいまき)」「大豆生田(おおまみゅうだ)」などがあるよ。
また読み仮名でカウントすると「大正寺谷(だいしょうじたに)」「東坊城(ひがしぼうじょう)」「東上別府(とうじょうべっぷ)」などが長い苗字として挙げられるね。