山梨県北杜市にあるお寺、実相寺境内にある「神代桜」を知ってる?「神代桜」は樹齢2,000年とも言われる、日本で最も長い歴史を持つ桜だ。
すごいのは樹齢だけでなく、大きさも最大級。根本の幹周りは11mを超えており、太くどっしりとした幹から、まるで空を覆うようにたくさんの枝が広く伸びているよ。
小学校で行儀よく並んでいる桜とは全く違う、優雅で貫禄のある姿はまさに息をのむ美しさ。大正11年に国の天然記念物に指定されている他、福島県の「三春滝桜」、岐阜県の「淡墨桜」と並んで日本の三大桜に選ばれているんだ。
ちなみに岐阜県の「薄墨桜」も、同じく樹齢1,500年を超える老木だ。満開時は白っぽい花が咲き、散る頃には淡い薄墨色になることからこの名前が付いたんだ。また、福岡県の「三春滝桜」は樹齢1,000年だよ。