千葉県の成田国際空港近くを走る「芝山鉄道」は日本で一番短い鉄道だ。総距離2.2kmしかないとても短い鉄道で、起点から終点までの所要時間はわずか4分。
駅は“東成田駅”と“芝山千代田駅”のふたつしかないよ。一日あたりの運行本数は平日で64本、休日は58本。歩けない距離でもない気がするけれど、毎日約1,500人が利用しているんだよ。運賃は大人が200円、こどもが100円。PASMOやSuicaなどの交通系ICカードは使えないから、あらかじめ注意が必要だ。
ちなみに2番目に短いのは和歌山県御坊市を走る「紀州鉄道」で、総距離は2.7km。「紀州鉄道」の前身は、街の有志によって作られた御坊臨時鉄道で、この鉄道ができたのは昭和3年だから、なんと88年もの間、御坊市民の足として今でも活躍しているんだ。