日本で常用漢字として定められている全2,136文字の中で、最も難しいのは、やっぱり「鬱(うつ)」じゃないかな。総画数は、29画。ここ最近ニュースや雑誌でもよく見るようになった漢字だよね。
読めるけれど、書くことはできないという人も多いんじゃないかな。上には木という漢字が2つ、下には煮詰めたお酒に香草で風味付けをするという意味の「鬯(ちょう)」という漢字が含まれていることから、うっそうとした木々の中で漂う、臭いの強いお酒の様子を表したのが由来とされているよ。「鬱蒼とした」とか「憂鬱」とかいう言葉と、ちょっとだけ雰囲気が似てる気がするね。
「鬱」の次に画数が多い「鑑」という漢字も難しいね。総画数は、23画だ。"前回の成績を鑑みる"など、前回の事例と照らし合わせて今回の対策を考えるときに使うよ。
あと「璽(じ)」という漢字も実は常用漢字。天皇の印章を指す漢字なんだけれど、あんまり見かけることはないね。